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退職メールの例文と送り方|件名・宛先・送るタイミングまで解説

更新: 2026-09-03 / やめてもいい編集部

結論から言うと、退職の意思をメールで伝えること自体は法的に問題ないとされています。大切なのは「誰に」「どんな件名で」「いつ」送るかという実務面です。この記事では、そのまま使える文例4パターンと、宛先・件名の書き方、送るタイミング、返信が来なかった場合の対処までまとめて解説します。

メールで退職を伝えても法的に問題ないか

結論として、退職の意思表示に決まった形式はないとされており、メールで伝えること自体が無効になるわけではありません。口頭・書面・電子的な手段のいずれであっても、意思が明確に会社側に伝わっていれば効力を持つと一般に説明されています。ただし、就業規則で「退職届を書面で提出すること」と定められている場合は、メールでの連絡に加えて別途書面の提出が必要になることがあります。まずは自社の就業規則を確認し、規定がなければメールでの連絡を第一報として問題ありません。LINEで伝える場合の注意点は退職をLINEで伝える記事でも整理しています。

件名・宛先の書き方

結論として、件名は「退職のご連絡(氏名)」、宛先は直属の上司を第一とするのが基本です。同僚や部署の共有アドレスだけに送ると、正式な意思表示として扱われない可能性があるため、必ず自分の直属の上司を宛先(To)に入れます。人事担当者にも同時に伝えておきたい場合は、上司をTo、人事をCcに入れる形にすると、社内の手続きが同時並行で進みやすくなります。件名に「至急」を添えるかどうかは状況次第ですが、深夜に送った場合など、始業後に気づいてもらう必要がある場合は入れておくと見落とされにくくなります。本文には、退職の意思・退職希望日・簡単な理由(「一身上の都合により」で十分です)を明記します。

送るタイミングと避けたい時間帯

結論として、深夜・早朝を避け、始業直後の時間帯に送るのが最も気づいてもらいやすいタイミングです。深夜に送ったメール自体が無効になるわけではありませんが、始業前後に送っておくと、その日のうちに開封され、その後のやり取りがスムーズに進みやすくなります。繁忙期や決算期など、上司が特に多忙な時期は返信が遅れやすいため、可能であれば落ち着いた時間帯を選ぶと余計な行き違いを避けられます。どうしても深夜や休日しか送れない状況であれば、無理に日中まで待つ必要はありません。送信したメールと、既読・返信の有無はスクリーンショットや送信履歴で記録しておくと、「聞いていない」といった食い違いが起きた場合に自分の身を守る材料になります。

状況別の文例(4パターン)

以下の文例は、件名・宛先の欄も含めてそのまま使えます。日付や名前をご自身の状況に置き換えてください。

文例1:通常の一身上の都合で退職する場合

件名:退職のご連絡(〇〇)
〇〇部長
お疲れ様です。〇〇(氏名)です。
一身上の都合により、〇〇年〇〇月〇〇日をもちまして退職させていただきたく、ご連絡いたしました。改めて退職届を提出させていただきますので、お時間をいただけますと幸いです。

文例2:引き継ぎ資料を添付する場合

件名:退職のご連絡と引き継ぎ資料の送付(〇〇)
〇〇部長
お世話になっております。〇〇(氏名)です。
一身上の都合により〇〇年〇〇月〇〇日をもって退職いたします。担当業務の引き継ぎ資料を添付いたしましたので、ご確認いただけますでしょうか。ご不明点があればメールにてご連絡いただければ対応いたします。

文例3:体調不良で出社が難しい場合

件名:退職のご連絡(〇〇)
〇〇部長
ご連絡が遅くなり申し訳ございません。〇〇(氏名)です。
体調が思わしくなく、出社してお伝えすることが難しい状況のため、メールにてご連絡いたします。〇〇年〇〇月〇〇日での退職を希望しております。詳細は改めてご相談させてください。

文例4:一度送ったメールに返信がなくリマインドする場合

件名:Re: 退職のご連絡(〇〇)ご確認のお願い
〇〇部長
先日〇月〇日にお送りした退職のご連絡について、その後いかがでしょうか。念のため再度ご連絡させていただきました。今後の手続きについてご案内いただけますと幸いです。

いずれの文例も、退職の意思と退職希望日を明確に書くことがポイントです。理由を詳しく説明する義務はなく、「一身上の都合により」だけで意思表示としては十分とされています。書面で正式に残す場合の書き方は退職届の書き方とテンプレートで紹介しています。

送った後に確認すべきこと

結論として、メールを送った後も、就業規則で退職届の提出が定められていないかを確認し、必要であれば別途書面を用意します。会社によっては、メールでの連絡を第一報として受理したうえで、正式な退職届の提出を求めてくる場合があります。文例や様式は退職届の書き方とテンプレートにまとめているので、指示があった際にすぐ対応できます。また、貸与物(社員証・PC・制服・健康保険証など)の返却方法や有給休暇の消化についても、上司や人事担当者とのやり取りが必要になる場面が出てきます。メールでのやり取り自体がすでに負担に感じる、あるいは今後の調整を一人で背負うのがつらいと感じる場合は、退職代行という選択肢を検討するタイミングでもあります。

返信がない・無視された場合の対処

結論として、数日待っても反応がない場合は、内容証明郵便で意思表示を記録に残すという方法があります。メールを送っても会社から返信がない、あるいは既読になった形跡はあっても反応がないというケースもあります。意思表示自体は相手に届いた時点で効力を持つと考えられていますが、「本当に届いたのか」「いつ伝えたのか」を客観的に証明できる形で残しておきたい場面も出てきます。そうした場合に使われる一般的な手段が内容証明郵便で、「いつ、誰が、どのような内容の文書を送ったか」を郵便局が証明してくれる制度です。ただし、内容証明郵便を送るべきかどうかの判断は状況によって異なるため、迷う場合は弁護士に相談することをおすすめします。会社とのやり取り自体がつらく感じられる状態が続く場合は、労働条件や退職をめぐる悩みについて、総合労働相談コーナー(厚生労働省・無料)でも中立の立場から相談できます。自分でのやり取りに限界を感じたら、退職代行を使い、当日以降のやり取りごと任せてしまうという方法もあります。当日の具体的な流れは退職代行を使った当日の流れ、「そもそもメールを送ること自体が怖い」と感じる場合は言い出せないときの対処法の記事も参考にしてください。

メールでの意思表示だけでなく、その後の会社対応まで任せられる労働組合提携型です。

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よくある質問

退職はメールだけで伝えても法的に問題ありませんか?
法律上、退職の意思表示の方法に決まった形式はないとされています。ただし就業規則で書面提出が定められている場合は確認が必要です。
退職メールの件名はどう書けばいいですか?
「退職のご連絡(氏名)」のように、用件と氏名が一目で分かる件名にするのが基本です。緊急度の高い連絡だと分かるよう「至急」を添える場合もあります。
上司が出張中でメールでしか連絡できない場合はどうすればいいですか?
メールでの連絡自体は問題ないとされています。あわせて電話やチャットツールなど、他の手段でも一報を入れておくと行き違いを防ぎやすくなります。
メールを送っても返信がない場合はどうすればいいですか?
数日待っても反応がない場合は内容証明郵便で記録を残す方法があります。個別の判断は弁護士への相談をおすすめします。